着物ケアの仕方

着物着用後は、

1. ハンガーに着物をかけ、形を整えて
風通しの良い、直射日光を避けた
暗い場所で最低2時間程度、最長一晩
陰干しをし、汗や湿気をとります。

(室内干しする場合は、窓を開けて換気をした状態にする)

陰干し→直射日光にあたらない風通しの良い部屋に着物を干すこと。

着用後、毎回これを必ず行う事により
カビ防止とシワを取り除き、
良い状態を保ちながら、
長く着用する事が出来ます。

2. 柔らかいタオルでホコリを落とす
乾いた清潔なタオルなどをブラシ代わりにして、着物に付いた埃を払います。
同時に、汚れやシミ等もチェックします。
箔や刺繍のあるところのホコリは丁寧に扱いましょう。
決してこすってはいけません。

What should if you find a stain your kimono?

Please take the following measures depending on the situation.

シミや汚れを見つけた場合

1)ファンデーションなどの油汚れ

口紅、チョコレート、ボールペン、食用油など
油性の汚れの場合、ベンジンを利用してしみ抜きをします。
綿のガーゼにベンジンを十分に含ませ、色落ちしてもいい布を敷いた上に、
きものの汚れのある部分を広げます。
汚れの付いてしまった部分を
「トントン」と軽くたたき、こすらないようにしながら下の布に汚れを移します。

シミや汚れを見つけた場合

(2)液体による汚れ

コーヒー、ジュース、お茶、醤油、ワイン、などの水溶性汚れ

水性の液体の汚れは、シミが発生した箇所に、中性洗剤を15倍ぐらいに薄めた液を使用しましょう。
ファンデーションなどの汚れ同様に、吸収率の高い綿などの布を広げ、こすらないように軽くたたきます。
きものの汚れを下に落とすイメージで、たたきながら汚れを下に移してください。
マヨネーズやバター、チョコレートなど、油性と水性の入り混じった汚れがしみになってしまったときも要注意です。
ベンジンを使用して汚れを落とし、その後薄めた中性洗剤を使用してしみ抜きします。

シミや汚れを見つけた場合

(3)泥汚れ

雨の日や道路状況が悪く、
泥の汚れが付着してしまった場合は、まず、そのまま陰干しして、泥に含まれている水分を飛ばして乾燥させます。
その後、乾燥した汚れの部分にブラシを当てて、払うようにしながら汚れを落とします。
泥などの汚れは、ブラシだけでほとんどの汚れを落とせます。

(日本の方へ)

手洗いでの着物の洗い方 (綿や麻の場合)

1. 洗濯桶にぬるま湯をためて、中性洗剤を溶かします。水の量は着物がつかるくらいの量を入れるようにしてください。
 
2.たたんだ着物を入れてやさしく押し洗いをします。
3.全体的な汚れが気になる場合は、1時間〜2時間、つけおきする。
 
4.部分的な汚れが気になる箇所は、中性洗剤をつけて、やさしく部分洗いを行いましょう。
5.汚れた水を捨てて、着物を2〜3回すすぎ洗いします。着物を持ち上げるときは、繊維がほつれないようにやさしく持ち上げてください。柔軟剤を使用する場合は、すすぎ洗いの最後に使用します。
6.着物の水気をきったら、タオルドライをしる。
7.ハンガーに着物の袖を通したら、シワを伸ばし、着物を陰干ししてください。

(日本の方へ)

洗濯機での着物の洗い方(綿や麻の場合)

1. 着物をたたんで、洗濯ネットに入れます。(シワにならないように、コンパクトなものが理想)
2. 着物と中性洗剤、お好きな柔軟剤を洗濯機に入れて「手洗いモード」で洗濯をしてください。このとき、脱水は通常の半分以下の時間で行うようにしましょう。
3. 洗濯を終えたら、ハンガーに着物の袖を通し、シワを伸ばしたら着物を陰干ししてください。

(日本の方へ)

アイロンのかけ方(綿、麻の場合)

シワが気になる場合は
手洗い、洗濯機で着物を洗った後、
アイロンをかけてシワを伸ばしましょう。
 
あて布と霧吹きを用意して
着物の表側にあて布を置きます。
その後、アイロンを中温にし、
あて布の上から優しく、押さえるようしながらアイロンをかけます。
シワが強く残っているところにはあて布の上から霧吹きをかけましょう。
 
着物に刺しゅうや金箔の装飾をほどこしている箇所は、アイロンをあてないように注意してください。
 
アイロンが終わった後は、陰干しを行いましょう。

(日本の方へ)

シルク着物の取り扱い方

SAISEIで取り扱っている着物は、
基本的に全てシルク、綿、麻などの
天然素材を使用しています。
 
その中でも、最高級のシルク素材を多く
取り扱っていますが、基本的にはシルク素材は洗濯を必要としません。
 
何故なら絹には、自浄作用と呼ばれる、
雑菌が増殖しない特性があるからです。
 
これは絹の素材特性に由来する作用であり、基本的に汗やタンパク質などは付着しても雑菌が増えないという特徴があります。
 
ですので、基本的には着用後は陰干しメインで着物ケアをしましょう。
 
それでも、長年着用した場合は、
どうしても全体的な汚れが気になると思います。
その場合にはドライクリーニングをオススメします。
 
もし、シルクの着物をお家で水洗いする
場合は、以下の二点に十分注意をしましょう。
(洗濯機での使用は、オススメしません)

(日本の方へ)

①色落ち
シルクは、綿や麻よりも色落ちがしやすい素材です。
水洗いする際は、事前に着物の裾などで色落ち加減をチェックしましょう。
 
②縮みとシワ
どんな衣類でも洗濯をすれば、縮みますが、
特にシルクの場合は、水洗いをすると縦幅が2センチ〜10センチ程、縮む可能性があります。
また、シルク素材は、特にシワがつきやすい為、水洗い後は軽く水分を絞り、半乾きの状態でシワを伸ばしてから陰干しを行うと、シワが目立たなくなります。
完全に乾いたら、低温に設定したアイロンでシワを伸ばしましょう。(スチームの使用はしない)

(日本の方へ)

裏技

仕上げにリンス
 
絹はタンパク質でできている為、人間の髪の毛と同じ成分です。
 
手洗いでの着物の洗い方5番のすすぎ洗いをした後、リンスを柔軟剤代わりに使い、
1.2プッシュし2.3分つけおきし、泡がなくなるまでかるくすすいだら、タオルドライをし、陰干しをしましょう。
 
 
基本的に、シルク素材の着物は、
専門の業者にお任せすることをオススメします。
ご自宅で行う場合は自己責任になります。

最後に

私達がお伝えしたいことは、
"着物の楽しみ方"

着物を着る上で1番大切にしたいことは
"着物の変化を楽しむ”ということ。

人も、年齢を重ねれば重ねる程、
その年代にしかない魅力が増すように、
着物から作った洋服達も
沢山使い込む事で、色や形が変化し、
着物の魅力をより一層引き出すことになります。

"私と着物、一緒に歳を重ねる"

〜の着物は、
どんな時も、あなたの肌や心を
優しく包み、あなたの個性を輝かせる
一生涯のパートナーとなるでしょう。

楽しい着物生活を楽しんで!

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